印紙とは?
会社は商取引を行うので、取引相手とのやり取りに領収書やその他の文書を作成する事は日常的にあります。
そして領収書などは「印紙」が貼られる事も多いですが、この「印紙」とはそもそも何なのでしょうか?
「印紙」は、辞書によると『国が特定の租税・手数料、その他の歳入金を徴収する手段として発行する金銭上の価値を表象する証券』との事です。
これはその通りで、領収書のような金銭のやり取りを証明するような文書は課税対象物となるので、「印紙」による税収が行なわれているわけです。
あまり知られていない「印紙税」とは?
「印紙」は税金の徴収法の1つと説明した通り、「印紙」は『印紙税』と呼ばれる税金と密接な関わりがあります。
この耳慣れない『印紙税』ですが、これはれっきとした税金の名称の1つなのです。
『印紙税』は、経済の取引に関連して作成される文書(例えば領収書や手形や証券など)にかかる流通税です。
『印紙税』のかかる文書の作成者が、納付すべき印紙を納付しなかったら、これは立派な脱税行為として認識され、追加徴税を受ける事なってしまうので要注意です。
印紙税について詳しい税理士を雇おう!
『印紙税』というのはあまり馴染みが無い税金なので、会社経営者にも税理士にも詳しい人は多く無かったりします。
「印紙の張り忘れは脱税行為とみなされる」と上記で述べましたが、中には本当に印紙を貼る事を知らなくて、結果的に追加徴税の処分を受けてしまった人も多くいます。
これらの人の中には、顧問税理士を抱えていた経営者も含まれます。
税務署の税務調査は法人税が中心となっていますので、税理士も法人税には強い人が多いのですが、何気ない税である『印紙税』にはあまり詳しくない人も多くいます。
もし顧問税理士を雇う際には、この『印紙税』についても詳しい人を雇うと良いです。
本人達にとっては「つい貼り忘れてた」という次元の話でも、“脱税”とか“追加徴税処分”というレッテルは、取引相手にとっては良い印象を与えません。
些細な事も見逃す事の無いレベルの税理士を雇って、万全の備えをしましょう。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。