税理士事務所の経理業務代行について
税理士はサービス業という観点から、会社の経理業務を代行する税理士事務所が増えてきました。
会社の規模は大小様々ですが、会社が税理士に求めるものは、経理コンサルティングよりも経理業務代行の比重の方が高くなっています。
このような経理代行業務は、人材派遣センターから経理のスペシャリストを紹介してもらって仕事をしてもらうことが多かったのですが、税理士事務所でも顧客獲得のためにこれらの代行業務を請け負い同時に経営コンサルティングも行うという、付加価値の高いサービスを提供することにより、たくさんの中小企業や個人事業主を顧客として獲得出来る様になってきました。
このような形で顧客を獲得した税理士事務所は、会社と顧問税理士契約を結んで、その契約の中で会社の要望に沿ったサービスを提供しています。
顧問税理士事務所の年末調整代行サービス
年末調整とは、従業員に支払った毎月の給料から天引きされた税金の額の年間合計金額と、その年の年間給与合計から算出した税金の差額を調整する手続きです。
年末調整も、その年の12月の給与支払いの時に調整を組み込まなければならないので、期限がある仕事です。
このような業務は、事務処理する期間が限定されているので、アウトソーシングしやすい業務です。
顧問税理士側も、年末調整代行サービスなら、引き受け易い業務と言えます。
顧問税理士による年末調整業務の請け負い方
税理士のサービスを利用するには、会社と税理士事務所で顧問税理士契約を結ぶ必要があります。
会社の経営者は、この時にどんなサービスを依頼したいのか、きちんと書面化することを忘れないようにしましょう。
年末調整の時期には、経理業務も多忙になるため、ミスが多くなりがちです。
最初は、会社の従業員で年末調整を行った後、会社の従業員以外の顧問税理士に社内業務のチェックをお願いすれば、ミスを減らすことは可能となります。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。