顧問税理士の仕事について
会社を経営するにあたって最も重要な事は、収支について正確に把握する事です。
杜撰な会計管理を行なっていると、正しい売上の増減や運転資金がいくらあるのかの見極めが全くつかなくなってしまい、会社経営に行き詰ってしまうようになります。
これは職種や事業規模の大きい会社・小さい会社のどちらにも言える事です。
会社のお金の流れを正確に把握するためにも、税と会計のプロフェッショナルである税理士を雇うようにしましょう。
税理士の仕事は会計処理だけではなく、確定申告や税務署への異議申し立てなどの「税務代理」や、確定申告書・相続税申告書などの税務書類を作成する「税務書類の作成」、税金や収支の扱い方などに関するアドバイスを行う「税務相談」などがあります。
決算書とは?
顧問税理士が行なう仕事の中の1つに「決算書の作成」があります。
この決算書とは何なのかと言うと、会社の経営成績や財務状態を知るための書類で、正式には『財務諸表』と言います。
決算書にはその会社の経営状況を示す収益と支出が数字として示されています。
そのため、その数字を読み解く事が出来る人が読むと、その会社の経営状況を知る事となります。
決算書は、言わば“会社の成績表”のようなもので、その会社に融資をしてくれる融資先の機関が最も参考にするのが決算書なのです。
決算書の役割
決算書には会社の損益などの営業状況が如実に示されているため、融資先にとって「融資するか・しないか」の重要な判断材料となります。
決算書に記されている数字から“この会社には未来が無い”と判断されてしまうと、融資は受けられなくなってしまいます。
だからと言って、自社に都合の良いいい加減な数字を記入すると書類を偽装した罪に問われてしまいます。
決算書に“良い数字”を記入し、税処理や自社の印象という面で悪いイメージを作らないためにも、優秀な顧問税理士を雇って、日頃から収支の出入りにシビアに取り組むようにしましょう。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。