最大65万円控除の適用
個人事業主として確定申告をすると、会社員のときより税金が高いと感じるでしょう。
手元に残るお金が少なくなりますので、節税の意識が高まるのも自然な流れです。
確定申告には、青色申告と白色申告の2種類あります。
白色申告は簡単ではあるものの、節税に関する恩恵は一切ありません。
青色申告は10万円控除と65万円控除が用意されており、売上から経費を差し引いた金額から、さらに控除額を差し引いた金額を所得にすることができます。
大幅な節税が期待できますので、個人事業主が確定申告をする場合、青色申告の一択と言っても過言ではないのではないでしょうか。
簿記の知識アップ
小学校、中学校などの義務教育では、お金に関する学びは一切ありません。
お金に関する学びを経験できるのは、簿記などの専門学校に通っているときぐらいではないでしょうか。
その影響からか、節税という意識がほとんどなく、ノーガードで税金を支払っている人が多いです。
個人事業主でも、白色申告で確定申告していると、同じ状況になるでしょう。
ただ、65万円控除の青色申告をする場合、複式簿記での帳簿記帳、損益計算書や貸借対照表を作成などが必要になります。
そのため、簿記の知識を身に付けなければいけない状況に。
知識アップできる点もメリットではないでしょうか。
青色申告が不安な人は?
65万円控除の青色申告をする場合、複式簿記での帳簿記帳、損益計算書や貸借対照表を作成などが必要になります。
日商簿記3級程度の知識がないと、なかなか難しいかもしれません。
ただ、クラウド会計ソフトを利用する、税理士に丸投げするなどの方法もありますので、それほど不安に感じなくても大丈夫です。
クラウド会計ソフトは、売上や支出を入力するだけで、複式簿記での帳簿記帳、損益計算書や貸借対照表を作成をしてくれます。
それでも不安なら、税理士に丸投げしてしまえば大丈夫です。
申告漏れをすることなく65万円控除の青色申告をすることができますので、検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。